樺太神社祭慰霊祭を斎行

去る6月19日~22日まで樺太豊原(ユジノサハリンスク)にて樺太神社祭慰霊祭を斎行しました。

樺太への渡航は今回で3回目。

本年も樺太豊原会(出口会長)と共に参加しました。

樺太神社は樺太豊原市にあった神社であり、社格は官幣大社(明治43年列社)。樺太の総鎮守・総氏神とされたお宮です。他にも樺太には多くの神社が点在 鎮座されていました。

その数は大小あわせて277社。

ほとんどがソ連軍による占領に伴い、廃止されました。

神社の基礎が残っているところもあれば、宝物殿、狛犬の台、鳥居等が残っているところもありますが、ほとんどが跡形もない状態です。

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今回は樺太神社につながる豊原公園(現在はガガーリン公園)内で祭儀を斎行しました。

またあわせて慰霊祭を斎行。

当時、南樺太には40万人以上の日本の民間人が居住しており、ソ連軍侵攻後に北海道方面への緊急疎開

が行われました。自力脱出者を含めて10万人が島外避難に成功しましたが、緊急疎開船3隻がソ連軍に攻

撃されて約1,700名が死亡しました(三船殉難事件)。陸上でもソ連軍の無差別攻撃がしばしば行われ、約

2,000人の民間人が死亡しました。

その御霊の御安鎮も併せてお祈りしました。

今回も在ユジノサハリンスク総領事様を始め、現地の日本人会会長様、道庁関係者、元島民である樺太豊原会会員が参列する中、無事斎行いたしました。

今回は祭儀にはご奉仕せず、道神青協会長として参列し、斎主は元大泊鎮座の亜庭神社社掌をご奉仕していた方の孫にあたる和寒神社吉田宮司様が斎行いたしました。他に祭員が一人、典儀が一人、計3人でのご奉仕となりました。

天候にも恵まれ、厳粛に斎行されました。

 

〈祢〉

 

 

 

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