明治節祭並び神札頒布始祭を斎行いたしました

11月3日 午前11時より明治節祭並び神札頒布始祭を斎行いたしました。
氏子総代、神社委員また顕勲神社奉賛会役員など約80名が参列する中、厳粛に斎行。
引き続き神札頒布に携わる氏子の皆さんに事故等がないよう祈願をして宮司より神社委員に今年の神札が手渡されました。
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扨、11月3日は元々は明治節といい、明治天皇の御誕生日であります。
今は文化の日(現在は日本国憲法公布の日として祝日としている)とされて、日本国民の多くがその事を知らないのは大変残念なこと。
明治天皇は明治元年、国是五箇條を神々にお誓いになり(五箇条のご誓文)、翌2年版籍奉還、4年の廃藩置県、その他鉄道、電信、電話の開通、太陽暦の採用など新生日本の大方針を明らかにされました。
また近代国家の建設には人材の育成が急務であるとして、明治5年学制を公布し、全国的に学校を設置して義務教育の制度を確立し、教育の普及に努められました。しかし当時は文明開化の風潮により洋学が重んじられ、また幕末以来の厳しい国際化の荒波に呑み込まれかけていて、我が国伝統の倫理道徳に関する教育が軽視される傾向にありました。
この実情を深く憂慮された明治天皇は日本人にとって何が「たいせつなこと」か、つまり徳育の振興が最も大切であるとされ、わが国の教育方針を明らかにするため明治23年10月30日、教育勅語を渙発されました。渙発122年がたちました。勅語には、日本人が祖先から受け継いできた豊かな感性と美徳が表され、人が生きていくべき上で心がけるべき徳目が簡潔に述べられています。
戦後に教育勅語が排除された結果、我が国の倫理道徳観は著しく低下し、極端な個人主義が横溢し、教育現場はもとより、地域社会、家庭においても深刻な問題が多発しています。
教育勅語にどのようなことが記されているかというと次の通りです。
1、親に感謝する。
2、兄弟仲良くする。
3、夫婦で協力する。
4、友達を信じあう。
5、自ら反省する。
6、博愛の輪を広げる。
7、知得を磨く。
8、公のために働く。
9、ルールに従う。
10、祖国を守る。
11、伝統を守る。
12、手本を示す。
人として当たり前のことばかり。
しかし、今子供たちがこのようなことを学べる場所があるでしょうか
どんなに勉強して知識があっても、どんなに技術を身につけても、人として心がけるべきことを知らなければ何の意味もありません
教育勅語の栞を社頭でお分けしております。
是非 興味がある無いにかかわらず一度お読みいただきたいです。
〈祢〉

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